春琴抄?とまでは言わないけど

今日のお弟子さん、宮城道雄作曲の《こほろぎ》。

 

何故目が見えなくてこんなステキな曲を作れるのでしょう、きっと目の代わりの感性が素晴らしいのでしょうね!

 

とお話されていました。

私も同感です!

なんてステキな音使い、雰囲気、

特に曲半ばの転調した部分、虫の音のリリリリリン、左手がメロディーを静かに奏でる部分が、ゾクゾクするほど好きです。

 

昨日も同じような事を書いた気がしますが、音は、飾れない、そのもの、

演奏でも、見た目からどうしても印象入りますので、とても高価な楽器の前にキリッと着物を着て座っているとそれだけで上手に見えますが、目が見えない人に取っては全然関係なく、

いざ演奏始まったら、楽器から出てくる音、間合い、それこそそれが全てになります。

宮城先生に少しでも認められる演奏をしたいものだと、思いました。

お弟子さんとはそんな深い話をしてしまいました…😊

 

さて、現在は高校指導に来ております。

3年生最後の日。

このあと全員で合奏してお別れ会です。