昨日の70代のお弟子さんが言われてた言葉が頭に残っています。
「先生は我々弟子にも妥協はされないですね」
それはお箏の調絃を取っていた場面で。
曲のテンポ感や、技術的なことは、ちょっと練習したり教えたりしたくらいでは出来ないので、今はこのくらいで、と、目先の課題だけ提示して先に進んだりしますが、
音程、調絃は、やっぱり絶対譲れない部分だなといい意味で改めて思いました。
合うまで、高い低い、もう少し上げろ下げろ、曲の途中でも堪忍袋の緒が切れる前に止まって直したり…ですね。
耳は簡単に悪くなるので、
一度本当に耳が悪くなって、それも自分で実感が無いところが恐ろしいところ、
昔、子育ての頃、久方ぶりに師匠の稽古に伺った折に、
「あなたはいつになったらその音を直すの!!」
と怒鳴られたことがありました。
怒られたことより、「え?そうなの…?!」と気付かなかった自分にショックで、
あの事件(笑)以来は、普段の稽古から気を付けて、納得してから始めるようになりました。
日常こそ日々の積み重ねの成果、
もう2度とあんなショックな思いはしたくありません!😭
そうでなくても、毎日第三者に聞いてもらっているわけではないので、「まあいっか」の妥協の幅が広がってしまうと気付かないうちに耳も体も慣れてしまうので日に日にレベル落ちている可能性だって否定出来ません!
😭😭😭
これから師匠宅へ稽古です。
通す程度に軽く練習しました。