お弟子さんが次の曲に入り、楽譜の音一個ずつ丁寧に読み解いて、お稽古持ってこられました。
よく頑張ってこられて、確かに楽譜通りに弾いておられるのですが……なんと言いますか…古典は特に型の組み合わせの連続なのでフレーズにならんのです。
ふと思った事があり、お伝えしたら笑って理解してくれました。
音声などが言葉の発音を一音ずつ発する感じに似てる、と
「今日は良いお天気ですね。」
→きようわいいおてんきですね
そう聴こえるのですよと、なので、
点を打つとしたらどこか、単語の始めは語調強め語尾は弱め、それと一緒ですと
言葉と音楽は似ているのだと、改めて自分でも感じました。
五線譜ですと丁寧にスラーで一括り書かれてたり強弱記号も都度都度指示ありますが、
お箏は自分で探さないとならないですし、
そもそも楽譜の無い口伝ての音楽なので師匠の教えと一緒に空気感、間合い、それと一緒に身について伝統されているものですしね
数弾かないと、そのフレーズが見えて来ないので時間掛かります
そこで師匠のお稽古で習う?倣う?訳ですね
ともあれ、大前提として物理的に音が出てないとその話にならないので、やっぱり練習ありきです
教えていきながら自分も勉強、一生掛りの大仕事です…!