藝高生

うちの教室には藝大附属高校の子がいて、幼少の頃からずっと私に付いて来てくれています。
もともと大変賢い上にお箏が大好きなので、練習も時間的に効率的な上に練習量も半端なく、スゴイ勢いで上達されます。
寧ろ教えるこちらの手腕が問われているくらいです。
藝高はグローバルな教育で、ピアノ、声楽、ソルフェ、和声、和洋問わずのレッスン尽くしで(もちろん本科がメインです)なかなかストイックなスケジュールみたいです。藝大は半端なく大変なので(常に暗譜地獄でしたねー…)その予行練習と言われているようです。
そんな過密スケジュールのなかですが彼女は自発的に全国あちこちのコンクールも参加していて、何かを獲得して帰って来てくれるのですが!毎度直面する私の悩み、選曲の問題🤯
どんな曲が彼女に似合って得になるか。
その次にカットの問題🧐
編曲すること無く制限時間内に収める!
指導者の好みはもちろん曲の理解度も晒されちゃいますね…これで決まり!と思ってもあーだこーだ思考が変わるときもあって…まあそんな時は心底納得出来た結論では無いと言うことですね。
大抵、私の頭の中はいつもお花畑で、何かしら曲が回り続けているのですが、最近は彼女の候補曲が回って、本当、自分にとっても大変良い復習の機会になるのですが、今のこの時期の彼女の最高の演奏が披露出来るように、もう暫く悩むことを楽しみたいと思います!

彼女は、もうひとりの自分の娘(というとご両親に怒られそうですが)であり、跡継ぎになる子なので、私の今持っている仕事もいつか20年後には引き継げるようにしたいと、彼女の稽古の度に気持ちを強く確信してます。
伝統の継承に関わる1人間になりたい。